「脱毛したいけど色素沈着がひどくてできるか心配…」「脱毛で黒ずみが解消されることはあるの?」と疑問に思っている人に向けて、以下についてまとめました。
- 色素沈着があっても脱毛できるのか
- 脱毛することで色素沈着は改善するのか
- 脱毛後に黒ずみがひどくなることはあるのか
- 色素沈着に効果的な脱毛方法を知りたい!
こんな人はぜひ読んでみてください💓
目次
色素沈着があっても脱毛はできる
色素沈着や黒ずみがあっても、基本的に脱毛することはできるので安心してください。
デリケートゾーンの黒ずみも基本的には大丈夫
黒ずみが気になる代表的な部位はデリケートゾーン(VIO)やワキだと思いますが、こうした部位も脱毛することは可能です。
濃いシミやあざ、ほくろなどは保護シールを貼って避けて照射することが多いです。
色素沈着がひどい場合は、レーザーの出力を落としたり、レーザーの種類を変えたりして対応することができます。また、機械には冷却機能がついているので、色素沈着への脱毛でも痛みを抑えてやけどなどの炎症を防ぎます。
メラニンに反応しにくい脱毛方法や機械を選択するのもあり
レーザーの種類にはいろいろあり、大きく分けて「メラニン色素に反応して脱毛するもの」と「メラニン色素に関係なく脱毛できるもの」があります。
蓄熱式脱毛機は後者にあたり、メラニン色素があっても反応しづらく、つまり色素沈着などで黒い部分があっても、それに関係なく脱毛することができます。
蓄熱式脱毛なら出力が低くても効果があり、痛みを感じにくいので、色素沈着が気になる部位にはおすすめの脱毛機器です。
脱毛すると色素沈着・黒ずみが治る可能性がある理由
脱毛してから、色素沈着・黒ずみが改善されたという人もいますが、それにはきちんと根拠があります。必ず改善するとは言えませんが、その可能性は十分にあります。
色素沈着が起きる仕組みについて
脱毛で色素沈着が治る可能性に触れる前に、色素沈着ができる仕組みについて簡単に説明します。色素沈着する原因は、大きく分けて3つあります。
- 炎症が起きて黒ずみになる
- 摩擦が起きて黒ずみになる
- 老化や紫外線により黒ずみができる
①の炎症から来る黒ずみは、主にカミソリやクリームなどでの自己処理や、そのやりすぎによって起こります。
シェービングを繰り返していると、それが肌への刺激となり、黒ずみの原因になります。カミソリの刃や除毛クリームは手軽な処理方法として人気ですが、表面の角質を取りのぞきすぎて肌を守ろうとしてメラニンが発生し、黒ずみに繋がります。
以下の掲示板で相談している方は、自己処理をしすぎて色素沈着がひどくなってしまったとのことです。
私はムダ毛が少ない方なので、今までずっとカミソリと毛抜きで
わきと足の自己処理をし続けていたのですが、数年たった今、
ほとんどが埋れ毛とものすごい色素沈着に…(号泣)
スカートもノースリーブも夢のまた夢となってしまいました。今年こそは皮膚科へ行って脱毛しようと決めているのですが、
脱毛と同時にこういった色素沈着もキレイになるのでしょうか?
教えてください。
アンサーの一部を抜粋します。
去年の6月から始めて、この間4回目が終わりました。
今でもまだ、色素沈着は残っていますが、
徐々に薄くなって来ているような感じです。
(埋もれ毛は、完全に無くなりました。)
自己処理をずっと続けるよりも、早めに脱毛してシェービングをあまりしなくて良くなる方が肌には良いです。
②の摩擦から来る黒ずみは、主に下着や服との摩擦で起こります。デリケートゾーンやワキはどうしても下着や服、皮膚が擦れる場所なのである程度の色素沈着は仕方ありません。
適切なサイズの下着を来たり、締めつけすぎないといったことが改善方法になります。
③はいわゆるシミのことで、「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」とも言います。主に加齢・老化によって起こり、紫外線も原因となります。
すべて共通して言えるのは、何らかの肌ダメージによってメラニン色素が出てしまうということです。肌にやけどや傷、炎症がある状態でさらに摩擦などが加わると、皮膚は体を守ろうとしてメラニンを作り出して茶色くなります。
日焼けも肌を紫外線のダメージから守ろうとして起こるものです。
自己処理の回数が減り肌ダメージが減る
脱毛すると、上記で説明した炎症性の色素沈着が落ち着いてくることにより、改善が見込めます。
カミソリやクリーム、毛抜きなどでの処理は思った以上に皮膚に負担を与えます。脱毛前は数日に1回行なっていた自己処理が2週間に1回、1ヶ月に1回と間隔が伸びていくことで、肌が傷つくことがなくなり、色素沈着も止まります。
さらに保湿したり美白クリームを使ったりすることでより良くなっていくので、脱毛後にはより一層ケアを頑張ると、脱毛前よりも綺麗な肌を手に入れることができます。
レーザーや光がメラニンを散らして黒ずみが排出される
脱毛で色素沈着が改善する2つ目の理由として、レーザーや光がメラニン色素を散らして排出してくれた、ということがあります。
あくまで脱毛目的のレーザーや光なので、絶対にメラニンに効くとは言えないのですが、レーザーや光の種類によってはシミ治療やフォトフェイシャルに使われるものもあり、副次的な効果として美肌効果が期待できます。
アレキサンドライトレーザーやIPL(インテンス・パルス・ライト)と呼ばれるレーザー・光が美肌効果があると言われています。詳しくは後述する「色素沈着に効果的な脱毛方法」を読んでください。
ただし、脱毛とシミ取り治療では同じレーザー・光でも波長やパワーの設定が異なるため、根本的に色素沈着を治したいならきちんとシミ治療を受けることをおすすめします。
脱毛で黒ずみ改善効果を期待する場合は、「薄くなったらラッキーだな」くらいに思っておいた方が良いでしょう。
脱毛を始めて黒ずみができることはある?
脱毛を始めてから、逆に黒ずみができる、もしくはひどくなることも稀にあります。ただ、それは脱毛したからというよりは、脱毛後のアフターケアが問題となっていることがほとんどです。
脱毛後の肌の日焼けや摩擦で起こることがある
脱毛後の肌は乾燥し、非常に敏感になっています。いつもより肌にダメージを受けやすい状態になっているので、アフターケアをしっかり行う必要がありますが、これを怠ると色素沈着に繋がります。
例えば、夏に脱毛して日焼けすると、黒ずみ・シミができる可能性大です。
脱毛後の色素沈着・黒ずみを防ぐ方法
デリケートゾーン(VIO)は色素沈着しやすい部位です。摩擦に気をつけてお風呂でゴシゴシ擦って洗わないこと、乾燥しないよう保湿クリームを塗ることを心がけてください。
ワキなど他の部位に関しても、同様に保湿や美白対策が有効です。ヒルドイドローション、ワセリン、ハイドロキノン配合の美白クリームのほか、ドラッグストアで売っている保湿クリームやオイルでも問題ないです。
ビタミンCのサプリメントも効果があります。
大切なのは、肌のターンオーバーを促すことです。メラニンは普通は排出されていきますが、肌機能が低下していると蓄積してずっと残ってしまいます。
健康的な生活や生活リズムを整えることに気をつけて、肌に栄養をたっぷり与えて、色素沈着しないようにしましょう。
色素沈着に効果的な脱毛方法
現在色素沈着や黒ずみが気になっていて、できるだけ美肌効果が期待できる脱毛方法がいいなと思っている人に向けて、2種類のおすすめの脱毛方法を紹介します。
フォトフェイシャルにも使われる光を使ったIPL脱毛
IPL(インテンス・パルス・ライト)という光を使ったIPL脱毛は、美肌効果があると言われます。IPLは「フォトフェイシャル」という美肌治療にも使われるものと同じです。
IPL脱毛を行なっている脱毛サロンには、銀座カラー、キレイモ、シースリーなどがあります。痛みが少ない脱毛、肌に優しい脱毛をしたい人におすすめです。
アレキサンドライトレーザー搭載の脱毛機器で脱毛
医療で扱われるアレキサンドライトレーザー搭載の脱毛機器も、シミ治療に使われるものと同じです。アレキサンドライトレーザーは、「ジェントルレーズ」や「ジェントルレーズプロ」といった機械に搭載されています。
ジェントルレーズやジェントルレーズプロを扱っているクリニックには、湘南美容クリニック(アレキサンドライトレーザーとIPL脱毛のウルトラ美肌脱毛の2種類あり)、レジーナクリニックがあります。
ワキ・顔だけ・VIOだけなどの部分脱毛なら湘南美容クリニック、全身脱毛ならレジーナクリニックが料金が安くおすすめです。
脱毛は色素沈着があってもOK!アフターケアにも注意
色素沈着があって脱毛できるか心配だった人も、大丈夫なので安心してください。脱毛後に色素沈着がひどくなったり増えたりしないよう、アフターケアはしっかり行いましょう。
脱毛と色素沈着の関係について理解が深まれば幸いです💖
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